教育education

アメリカの教育システム


幼稚園などで使われる、覚えておくと便利な英語表現と習慣

● Show and Tell
3〜5歳児のクラスや小学校低学年で行われるもので、自分の大切なものや宝物を一つ持ってきて、クラスメートに見せながらそのものを説明する。言葉が不十分だったり、恥ずかしがることが予想される場合などは、親が先生に簡単な説明を書いて渡すと、先生がヘルプしながら進めてくれる。

● Clean up time
片付けの時間を指し、子供は遊んだものを元の場所に戻す。この英語は2歳児クラスからよく使われる表現なので、家の中でも片付けをする際に子供に教えていくことを勧める。

● Self-help Skills
アメリカの家庭では早くから自分のことは自分でするように教えている。例えば、自分で服を着る、靴をはく、脱いだジャケットを掛けるなどである。学校でも自分のことは自分でするよう授業の中で様々なかたちで教えている。

● Play date
アメリカでは幼児、児童はそのほとんどが親の送り迎え、またはスクールバスで学校に通うことになるため、なかなか園を離れて友達と遊ぶ機会がない。そこで親同士が日程を決めて、それぞれの家庭や公園等で子供を遊ばせるplay dateを設ける。園以外でクラスメートと遊び親しくなることは、学校生活を楽しくするきっかけにもなるので、時々子供がクラスで遊んでいる様子をチェックし、仲良く遊んでいる子を見つけたり、子供に誰と遊びたいかを聞いて、保護者に連絡をとり、プレイデートを設け、子供の友達作りを手助けしたい。

● Carpool
近所の親同士が交代で学校の送り迎えをすることで、アメリカでは頻繁に行われている。お互いの都合によって送りだけ、迎えだけ、また曜日などを決める。

● Sleepover
お泊りを意味する言葉。子供が友達の家に泊めてもらう時に使う。

● Make up
習い事や幼児教室などに通っている場合に、欠席したクラス分を補うことができるシステム。雪や大雨などの悪天候によって休みになったクラス分を補う場合もある。

● Calendar(カレンダー)
特にプリスクール、キンダー、小学校で授業のオープニング(日本でいう朝の会)にカレンダーで日付を確認し、数の数え方を学ぶ習慣がある。目標は100で、学校では100 School Daysと言って、学校がある日の100日目には特別な授業を行ったり、100にちなんだアクティビティーを行ったりする。

● Recess(リセス:休み時間)
アメリカではRecessといって、ランチタイムの後に15分程度プレイグラウンドで遊ぶ時間がある。(学年やクラスにより、ランチとリセスの時間は違う)休み時間だからなんでもしてよいのではなく、プレイグラウンドで体を動かす事が目的である。体調不良やその他の事情がある場合はクラス内で本を読んだりして過ごせる。授業態度が悪かったり、宿題をしていないとリセスがなくなるという罰を与える先生もいる。

● 靴のルール
日本のように外履きからうち履きに履き替える習慣はない。

【年間イベント】

● 入学準備、オープンハウス、オリエンテーション、ペアレントティーチャーナイト
幼稚園入園であればオープンハウスやソーシャルイベントがあり、学校の為に準備しておくもの、買っておくものなどのリストが配布されたり、年間カリキュラムの説明や、学校行事の説明、また入学する前までに習得しておきたいことなども先生からアドバイスがある。ペアレントティーチャーナイト(1年のカリキュラムを説明するのでCurriculum Nightともいう)は他の学年も同時に学校で開催されるが、全体で集まるのではなく、各クラスへと移動して行われる。この時にブックフェアやベイクセール(Bake Sale)などのファンドレイザーのイベントが同時に行われることがある。PTAや様々な学校行事のボランティアの受け付けも行われる。

● オープンイベント、フィールドトリップ
学校によっては、始業日は講堂でAssembly(全体集会)があり、教職員の紹介や校長先生の挨拶が行われる。また、始業日の週の金曜日などは父母も一緒に参加するオープニングイベント(例えば、近くのウォーターパークでウォーターデーを楽しむなど)があり、新しいクラスや学校に家族で慣れることを目的に開催される。特にイベントを行わない学校もある。

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