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フライフィッシングの歴史


 前回の記事で、フライフィッシングの魅力をお伝えしました。今回は、アメリカのフライフィッシングの歴史をお話しします。まず、19世紀に遡りますます。イギリス人がニューイングランド地方に移住したところから始まります。そこで、ニューヨーク州北部のキャッツキル山脈を中心に、トラウト(マス)を釣る「ドライフライ」文化が生まれます。その後、人々が西部に移住しロッキー山脈の川や湖で普及。さらには、トラウトの養殖や放流も始めました。釣り人は、ワシントン、オレゴン、北カリフォルニアなど北方林にも移住。それによって、太平洋岸にも拡大。愛好家の集う倶楽部などが各地で誕生しアメリカ全土に広まっていったのです。

著名人もハマるアクティビティ

 小説家のアーネスト・ヘミングウェイや、歴代の大統領(ジョージ・ワシントン、ハーバート・フーヴァー、ジミー・カーターなど)もフライフィッシングの愛好家でした。1992年、モンタナ州西部の風光明媚な田舎を舞台にしたノーマン・マクリーンの小説『A River Runs Through It』。ブラッド・ピットの主演で映画化されたことで知られています。その映画のおかげで、全米でフライフィッシングへの関心がさらに高まりました。フライフィッシャーは増加し、21世紀のスポーツになりました。   

 近年では若い世代を中心に、新たなアウトドアライフが生まれ始めています。それは、シンプルでスローな生活です。その中で、フライフィッシングは、より自然と調和できるアクテビティとして注目されています。

アメリカは釣り好きの聖地

 アメリカのフライフィッシング誕生の地「キャッツキル山脈」。私の住んでいるニューヨークシティから車で約2時間。ビーバーキル川、ウィローモック川、ネバーシンク川、アッパーデラウェア川など手つかずの保護された水域があります。そこでは、様々な野生動物やユニークな虫の生態系が存在。ここは、世界中のフライフィッシャーにとっての聖地の一つです。

私自身ずっと憧れていたこの地で、先人たちの思いや歴史を感じながらフライフィッシングができることを、大変幸せに感じています。

企業概況ニュース連載「山を歩き、川で遊ぶ。大人のアウトドアライフ」②より 

*記事の情報は2023年7月現在のものになります。 

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《執筆者》坂本礼緒(さかもと れお)

《執筆者》坂本礼緒(さかもと れお)
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企業概況ニュースで連載中
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Leo.outdoorlife@gmail.com

日本のカリスマ的アウトドア用品の輸入代理店・販売店にて経営事業企画、イベント企画、店舗運営、ガイドなどを経験。その際にフライフィッシングに出会い、NYに移住後、改めてその魅力に目覚める。