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銀行口座開設とその種類


銀行口座の開設

【口座を開く銀行を選ぶポイント】

日常の使用から日本への送金まで、さまざまな用途を満たせるのは、やはり全米規模の大手銀行となる。銀行を選ぶ前に、次の点をチェックしよう。

  1. 職場や学校、住まいの近くに支店があるか。
  2. 希望に合った条件の口座があるか。
  3. FDICに加盟しているか。
  4. 国際部(International Department)があるか。

FDIC(Federal Deposit Insurance Corporation)は連邦政府の機関で、これに加入している銀行の預金は、口座あたり25万ドルまで保証されている。銀行倒産の多いアメリカだが、FDICのメンバーであれば安心して、預金することが出来る。

また、アメリカと日本との双方の送金などを頻繁に行う場合、海外との取引が多い大手の銀行の方が便利であるし、手数料も割安となる場合が多い。

【口座開設に必要な書類】

銀行を選んだら、最寄りの支店の窓口、もしくはオンラインで口座を開設する。カスタマーサービスの行員の指示に従って、申込用紙に必要事項を記入して手続きを開始するが、銀行口座開設時に次のものが必要となる。

  1. SSN(Social Security Number)もしくはITIN(Indivisual Taxpayer Identification Number)
  2. 身分証明書(アメリカの運転免許書、パスポート、社員証、学生証など)
  3. 現住所を証明するもの
  4. 最初に預け入れる現金

身分証明書は写真とサインが付いているもので、2種類以上のIDカードの提示を求められることもある。クレジットカードを持っていれば、念のため持っていきたい。

アメリカの銀行に預けた分の利子はアメリカの所得税の対象となり、アメリカの税金はIRSが発行したソーシャルセキュリティ—ナンバー(以下SSN)によって管理されているため、銀行口座開設時には必ずSSNが必要となる。このナンバーの取得資格がない人の場合は、やはりIRSが発行するITINを持参すること。アメリカに来たばかりの日本人の場合、パスポートと現金があれば無利子の口座を開いてくれる銀行もある。ただし、前述のように税務上の関係から利息の付く口座は、SSNを得てからでないと開くことが出来ない。

身分証明書や現地住所を証明するものの種類や数については、地域や銀行で多少の違いがあり、開設時の最低預け入れ金額(デポジット)は銀行や口座の種類によって様々なので、事前に利用予定の銀行のウェブサイトで確認していただきたい。オンラインで口座開設をする場合、デポジットの支払方法は、郵便でチェックを送付、窓口支払い、または他の銀行からのトランスファーのいずれかより選択できる。

【口座開設前の準備】

口座開設前に必ず以下の事柄を確認し、決めておくことが大切である。

  • 開きたい口座の種類(チェッキング、セービング、マネーマーケット、ジョイント、アカウントなど<後述>)
  • 小切手、ATM、クレジットカードの発行の有無
  • 口座維持手数料の有無
  • 明細書の発行の方法
  • 暗証番号(場合によってはオンラインバンキング用の暗証番号が別途必要)
  • 本人確認のための情報
  • 当座借越の限度額
  • ローンなどのサービスの必要性

【デビットカード】

デビットカードとは、クレジットカードとは違い、使用した瞬間に即座に口座から現金が引き落とされるもので、銀行口座にある残高の範囲でのみ使用可能である。キャッシングにも使用でき、ATMを使用し銀行口座から直接お金を引き出すことが出来る。同じ銀行のATMでは通常手数料無料だが、ネットワーク外や海外のATMでは手数料がかかってくるので注意が必要だ。また、カードの種類によってはクレジットカードのようにリワードプログラムがあり、例えば使用金額の1%が還元される物もあるので、リワードに興味がある場合はこちらも事前にチェックしておくことをおすすめする。

近年キャッシュレス化が進み、現金を扱わない店舗もあるためキャッシュカードの需要が増えている。銀行口座を持つ人の未成年の子供用にデビットカードを発行している銀行や未成年者向けのデビットカードサービスを提供する会社もある。

口座の種類

アメリカでは、小切手を振り出すための口座と、貯蓄のための口座を分けて持つのが一般的である。また、小切手口座と貯蓄用口座など、違う種類の口座を連結させて扱う手続きをとれば、残高合計を増やすこともできる。

【チェッキング・アカウント(小切手口座)】

日本での普通預金に近いチェッキング・アカウント(Checking Account)と呼ばれる小切手口座は、クレジットカードや公共料金、小切手などの支払いに使われるのが一般的で、通常は利息がつかない。ただし預金額によっては利息が付くアカウント(Interest Checking)もある。チェッキング・アカウントは一定額以上の残高(Minimum Balance)がないと毎月、口座維持費をチャージする銀行がほとんどである。そのため、前述したように、セービング・アカウントと連結させておけばうっかりしてチェッキングの残高が最低ラインを割ってしまっても、口座維持費をチャージされなくて済む。このミニマムバランスや口座維持費の設定は銀行や口座の種類よって違ってくる。尚、口座開設時に無料で小切手が発行される場合もあるが、ほとんどは有料となっている。

【セービング・アカウント(貯蓄用口座)】

貯蓄用の口座には、セービング・アカウント(Saving Account)と呼ばれる利息のつく普通預金と、日本の定期預金にあたるCD(Certificates of Deposit)などがある。

セービング・アカウントとマネーマーケット
貯蓄性があり、預金の出し入れが自由で、その上利息がつくのがセービング・アカウントとマネーマーケットである。マネーマーケットは利息が市場金利に連動して毎週変わるので、一般にセービング・アカウントに比べて利率が高く、投資的要素の高い口座である。また、小切手振り出しが出来るマネーマーケットもあるが、そのときはチェッキング・アカウントとは別の小切手が必要になる。これらの口座には最低預金額は設定されていないが、一定額以上の残高がないと口座維持費をとられるのが普通である。

CD(Certificates of Deposit)
定期預金であるCDでは、3ヶ月などの短期から5年、10年など、好みの満期のものを選ぶことができる。ほとんどの銀行のCDには最低預金額が設定されている。CDの利率は金融市場の動向に影響を受けて変化する。

ジョイント・アカウント(Joint Account)

銀行での会話例

アメリカの銀行口座は、シングル・アカウント(預金者名1名)とジョイント・アカウント(連名口座)の2つのタイプに大きく分けることができる。シングルのアカウントを持つ人が、途中からこのアカウントに切り替えることも可能である。夫婦で一つの口座を共有したい場合などにジョイント・アカウントを作れるが、これは共同名義の口座で夫婦両方のサインを登録するもの。ジョイント・アカウントでも、振込/振替、出金、入金、ネットバンキング、株式売買、ファンド売買などといった、シングル・アカウントでの機能を共同名義人がそれぞれで使用することが可能となる。尚、共同名義人になれるのは2名までで、3名以上でジョイント・アカウントを開設することはできない。

ジョイント・アカウントとシングル・アカウントの基本的な銀行の利用方法に違いは無いが、ジョイント・アカウントの場合には、共同名義人それぞれにATMカード、PINナンバー、その他セキュリコード等が発行される。通常、ジョイント・アカウントの基本サービスに含まれていないもの(例えば、クレジットカードや保険商品など)を共同名義人の片方だけが利用する場合、オンラインバンキングでは本人のアカウントでログインした時のみの使用履歴が表示される。(口座の共同名義人のアカウントでログインした場合には、表示されない。)共同名義人の間でも、このように個人のプライバシーは守られている。

【ジョイント•アカウントの利点】

ジョイントアカウントは、ビジネス・パートナーなど、誰とでも開設することができる。ジョイントで持つことの最大のメリットは、口座開設・保持の最低条件を確保できることである。また、一方の共同名義人の身に何かがあったと仮定した場合、もう一方の共同名義人が相続などにおいて比較的スムーズに手続きを行うことができる。

オンライン決済サービス

アメリカ国内で主に個人向けの便利な決済サービスが普及している。Zelleは2017年からサービスを開始したオンライン決済サービスで、アメリカの銀行口座間で直接送金ができる。多数の銀行と提携しており、他行宛の送金でも手数料は無料。登録料無料。

また、Paypal傘下の個人間送金サービスVenmoは登録者同士でアプリケーションを使って簡単に送金できることから小さな支払いや割り勘などによく使われている。スクエア社が開発したCash Appは送金、支払いができる他、銀行口座への振込や株や仮想通貨への投資ができる。銀行口座を使うものの銀行以外の会社が提供する便利なサービスやアプリケーションが増加している。

Account口座
Account Number口座番号
Amount金額
Annual年間
ATM(Automated Teller Machine)現金自動引出機
Balance残高
Bill紙幣
Bounce不渡り
Branch支店
Canceled Check使用済み小切手
Cashier Check銀行振り出し小切手
Certified Check支払い保証小切手
Change小銭 / 釣り銭
Check Book小切手帳
Checking Account小切手口座
Contract契約
Credit入金
Currency通貨
Current現在の
Debit引落し
Deposit預金
Demand Draft送金小切手
Due期日
Endorsement裏書き
Finance融資
銀行で使われる用語の例
Finance Charge手数料
Identification身分証明書
Installment分割払い
Interest利息
Joint Account共同名義口座
Loanローン / 貸付
Maintenance Charge維持費
Market市場 / 相場
Minimum Balance残高最低額
Mortgage抵当
Notary Public公証人
Overdraw借り越し
Personal Check個人小切手
PIN(Personal Identification Number)暗証番号
Previous過去の
Quarter四半期
Receipt領収書
Remittance送金
Savings Account貯蓄用口座
Slip伝票
Statement明細書
Stop Payment支払い停止
Teller出納係 / 窓口係
Transfer振替
Withdraw引き出し

銀行で使われる用語の例

Account 口座

Account Number 口座番号

Amount 金額

Annual 年間

ATM(Automated Teller Machine) 現金自動引出機

Balance 残高

Bill 紙幣

Bounce 不渡り

Branch 支店

Canceled Check 使用済み小切手

Cashier Check 銀行振り出し小切手

Certified Check 支払い保証小切手

Change 小銭 / 釣り銭

Check Book 小切手帳

Checking Account 小切手口座

Contract 契約

Credit 入金

Currency 通過

Current 現在の

Debit 引落とし

Deposit 現金

Demand Draft 送金小切手

Due 期日

Endorsement 裏書き

Finance 融資

Finance Charge 手数料

Identification 身分証明書

Installment 分割払い

Interest 利息

Joint Account 共同名義口座

Loan ローン / 貸付

Maintenance Charge 維持費

Market 市場 / 相場

Minimum Balance 残高最低額

Mortgage 抵当

Notary Public 公証人

Overdraw 借り越し

Personal Check 個人小切手

PIN(Personal Identificaion Number) 暗証番号

Previous 過去の

Quarter 四半期

Receipt 領収書

Remittance 送金

Savings Account 貯蓄用口座

Slip 伝票

Statement 明細書

Stop Payment 支払い停止

Teller 出納係 / 窓口係

Transfer 振替

Withdraw 引き出し

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