保険insurance

訪日時のPCR検査や人間ドックにも対応



NJ州エッジウォーターにひばりファミリーメディカルが開院

〝ジャパンクオリティ〟の医療サービスを提供

「プライマリーケア」と呼ばれる総合診療を行う「ひばりファミリーメディカル」。ここでは内科や小児科に限らず、眼科や耳鼻科、皮膚科に整形外科、婦人科まで、患者の様々な症状に幅広く対応する。目指すは「日本品質ホスピタリティの提供」。2022年1月に開院一周年を迎え、院長の桑間千佳医師はじめ、同診療所のスタッフがこの目標に向かい、一丸となって奔走している。

慣れないアメリカ生活では、掛かりつけ医や保険のこと、診察以外にもたくさんの困り事に遭遇する。相談できる相手もなく、拙い英語を使って一人で調べる不安感や不便さ、こうしたことでストレスを溜め込んでしまう人も少なくない。この診療所は、そんな時に相談に乗ってくれる〝アメリカに住む日本人の心の拠り所〟でありたいと桑間院長は言う。「病気のことはもちろん、自身の健康管理、健康診断のことや子供の学校での行動のことまで、健康に関する悩みは、数え上げればキリがありません。そんな時に、ふと、ひばりファミリーメディカルのことを思い出して欲しいのです」。

経営母体となるSEMメディカルソリューションは、マレーシアのクアラルンプールを中心に7カ所の邦人向け医療機関「ひばりクリニック(医科・歯科)」を運営している。その代表を務める島田栄治医師、そしてニューヨーク・ニュージャージーを中心に精神科医として活躍する松木隆志医師の2人が、2020年に米国法人トランスパシフィック・ウェルケア・グループを立ち上げ、ひばりファミリーメディカルの運営に乗り出した。経営マインドを持つ医師は少ないと言われる世界で、自ら放射線専門医でもある島田医師は、アジアを中心に数々の海外医療事業を成功させてきている。今回のひばりファミリーメディカル開院をきっかけに、この北米市場での展開を一気に加速させていく。

「キーワードは〝ジャパン・クオリティ〟です。海外に出なければ気づきにくいのが、日本の〝おもてなし〟。実は、これこそが日本の誇るべき一番の強みなのです。医療業界でも同様、ここに価値があるのです。例えば、検診の結果を待つ不安な時間は、誰でも嫌なものです。私たちが開発し、近々導入される検診システムでは、オンラインですぐに検診結果を確認でき、さらに医師の解説動画と一緒に見ることができます。こうした不安な時間を短縮したいという〝おもてなしの気持ち〟が、患者さんに大きな安心感を与えるのです。こうした日本の当たり前を、海外に住む日本人、そしてローカルの人々にご提供していきたい」と島田医師は話す。


こうしたコンセプトを念頭に、ひばりファミリーメディカルでは、様々な気遣いある対応で来院者と向き合う。例えば、同院では、コロナ症状のある患者には遠隔のビデオ診療で対応しているが、その後の検査が必要となれば、状況に合わせフレキシブルな対応策を練る。「診療所の外にある駐車場で検査をしたり、車内でお子さんを診察したこともあります。自分たちにできることは何かと考えながら、最善の方法を探していくよう心がけています」と桑間院長。

また、同院で提供する人間ドックは検査項目が豊富で、日本人が不安を感じがちな胃カメラや大腸検査にもしっかり対応する。アメリカ生活においても、自らの体調管理が大切なのは同じ。こうした中、知っておいてもらいたいことがあると桑間院長は切り出す。「アメリカの健康保険をお持ちであれば、年に一回の健康診断が保険でカバーされることを知っておいてください。日本であれば、体調が悪ければ、すぐに病院に掛かる方でも、アメリカでは、つい行きそびれてしまう方が、少なからずいらっしゃいます。こうしたことも今後は診療所を通してしっかり発信していきたい。皆様の健康を守るために、私たちができることは、たくさんあると感じています」。

こうした桑間院長の人柄、そしてスタッフの真摯な対応が評価され、同院への相談も少しずつ増えている。最近特に多いのが、訪日時に求められるコロナのPCR検査に関する相談だ。ひばりファミリーメディカルでは、日本政府が認可している検査方法を取り入れ、確実かつ迅速に検査結果を受け取れるようにしている。


同診療所に付けられた「ひばり」の文字は、往年の大歌手、美空ひばりさんの名前からとった。年配の日本人をはじめ若い層にも馴染み深く、何よりも、皆が親しみやすい温かい診療所になるようにという願いが込められている。

タグ: , , , , , , , , , ,

島田 栄治 医師

島田 栄治 医師
所属
TransPacific Wellcare Group
肩書
Co-Founder

株式会社SEM Medical Solution 代表取締役
医学博士 日本医学放射線学会放射線科専門医

放射線科専門医として、独立系としては最大規模の遠隔読影サービス会社を経営。日本全国及び海外(アジア圏)の 250病院・クリニックから月間 10,000件を超える画像診断業務を受注。また、その傍ら日本で最大規模の在宅医療に特化し、月間 3,000人 のケアを行う医療法人南星会を立ち上げた。日本における在宅医療のパイオニアであり、医者でありながら起業家。2014年11月には マレーシアにてOriental Wellcare Group を創業し、マレーシアを中心としたアジア圏(マレーシア、フィリピン、台湾)に邦人向け医療機関「ひばりクリニック(医科・歯科)」やリハビリセンター、ストレッチスタジオなどを幅広く展開している。2020年9月 には TransPacific Wellcare Group を創業、ひばりファミリーメディカルの運営に携わる。

桑間 千佳 医師

桑間 千佳 医師
所属
ひばりファミリーメディカル
肩書
院長
住所
725 River Road, Suite 214, Edgewater, NJ 07020
TEL
201-581-8553
FAX
201-270-0257
URL
https://hibarifamilymedical.com/

米国家庭医学会認定医。東京大学医学部卒業。東京大学附属病院旧第一内科、第三内科で研修。その後旧社会保険中央病院(現東京山手メディカルセンター)勤務。3年半ニューヨーク滞在後、東京海上ビル診療所(新宿・丸の内)勤務。その後ニューヨークに戻り、マウントサイナイ医科大学ベスイスラエル病院家庭医療研修プログラムを修了し、米国家庭医学会専門医資格を取得。以降18年に渡りニュージャージーの Edgewater Family Care Center で家庭医として診療に携わる。2020年9月にひばりファミリーメディカルの院長に就任。