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多様化する郵便局サービス


米国の郵便局(USPS)では、一般的なサービスの他に、トラッキングやカードサービス、住所変更、郵便料金の計算、フォームの作成など、オンラインでのサービスが充実している。郵便料金を含んだ宛名ラベルの出力から郵送料の支払いまで、すべて郵便局のウェブサイトから処理できるだけでなく、郵送料もオンライン割引額となるなど、節約面でも優れている。

荷物のピックアップサービスのリクエストや記念切手やオリジナル商品購入もできるので、目的やサービス内容に応じて、経済的で便利なサービスを利用したい。また、一部の郵便局では、私書箱(PO Box)や米国パスポートの申請ができる。

郵便局の各種サービス

コロナウイルスのパンデミックの影響により、2020年以降USPSのサービスに遅延等が出ており、USPSが発表している配達日数以上の時間がかかる場合が多発している。また、トルネードなどの自然災害によりサービスに影響が出る場合もあるので、発送前に窓口や電話で状況の確認をすると良い。

USPS Customer Care Center:
1-800-275-8777
https://www.usps.com/


USPSサプライ:プライオリティメール、プライオリティメール・エクスプレス等の専用の封筒や箱は郵便局に常備されている他USPS のウェブサイトから注文もできる。(無料)

【アメリカ国内郵便】

  • ファーストクラスメール(First-Class Mail)
    13オンスまでの、封筒や軽い小包などを送るのに最適のサービス。追加料金で受取確認や保険をつけることができる。料金が頻繁に変わるので、基本料金(1オンスまで)の切手はForever Stampと呼ばれ、金額が書かれていない。
  • プライオリティメール(Priority Mail)
    収集から「1〜3日営業日」で配達するサービス。土曜日の配達もあり、追加料金も掛からない。規定の封筒や箱に入るサイズのものは、郵便局にある専用のFlat Rate Envelope・Flat Rate Boxを利用するとよい。70ポンドまではどこの州でも一律料金。トラッキングと50ドルまでの保険がつく。
  • プライオリティメールエクスプレス(Priority Mail Express)
    翌日または2日で配達を保証する。米国内で最も早いサービス。規定の封筒や箱に入るサイズのものは、70ポンドまで均一料金(Express Mail Flat  Rate Envelope / Box)。日曜日と祝日配達も多くの地域で可能だが、追加料金が掛かる。紛失やダメージなどに対して100ドルまでの保険がつく。
  • リテールグラウンド(USPS Retail Ground)
    配達には2〜8日要するので、急ぎではない、大きい、変形サイズの荷物に適したサービス。郵便局の窓口のみでの受付となり、重さ70ポンド、三辺の和が130インチまでの荷物が対象で、大きく軽い荷物は追加料金の対象となる。
  • メディアメール(Media Mail)
    本やCD、DVD等、教育や医療関連の資料を割安のレートで送ることができる。配達には2〜8日を要し、郵便局の窓口のみで受付ている。

【日本・海外への国際郵便】

  • グローバル・エクスプレス・ギャランティード(Global Express Guaranteed)
    世界180ヵ国(日本を含む)へ1〜3日で配送するサービス。最大重量は70ポンド。紛失やダメージなどに対して、自動的に100ドルまで補償される。追加料金を払えば、2499ドルまでの保険がかけられる。
  • プライオリティメール・エクスプレス・インターナショナル(Priority Mail Express International)
    一般的に使われているエクスプレスメール。世界180ヵ国へ基本的には3〜5日で配達される。紛失やダメージなどに対して、自動的に100〜200ドルまで補償される。送り先の国や規定によっては、追加料金を払えば高額の保険がかけられる。規定の封筒(Express Mail Flat Rate Envelope)に入るサイズのものは、4ポンドまで均一料金となる。
  • プライオリティメール・インターナショナル(Priority Mail International)
    海外へ6〜10日で配達される。日本を含む、世界180ヵ国に配達。重量70ポンドまで。均一料金(Flat Rate Envelope・Flat Rate Box)は最大20ポンドまで。紛失やダメージなどに対して、自動的に100〜200ドルまで補償される。送り先の国や規定によっては、追加料金を払えば高額の保険がかけられる。
  • ファーストクラスメール・インターナショナル(First Class Mail International)
    ハガキ・レターや大きな封筒(1オンス以下)を郵送するのに最も経済的な方法。現在、一枚$1.30のGlobal Forever Stampを買えば、今後郵便料金が改訂されても追加料金不要。
  • エアメール・Mバッグス(Airmail M-Bags)
    新聞、雑誌、ジャーナル、本、楽譜、カタログ等、大量の印刷物を海外発送したい時に最も経済的な商用サービス。最大66ポンドまで。現在は最小重量の設定がなくなったが、11ポンド以下の荷物でも11ポンド分の料金がチャージされる。重量に比べて送料が低く設定されている分、配達期間も長く掛かる。

オンラインサービス

【オンライン・ポステージ】

郵便局のウェブサイトを通して、郵送料を含む宛名ラベルや国際郵便を送る際のカスタムフォームを印刷でき、クレジットカードで郵送料の支払いができる。登録する必要があるが、レターサイズを印刷できるプリンターとインターネットがあれば、誰でも利用することができる。発送に必要な封筒や箱などをオンラインで郵便局にオーダー(無料)することもできる。

【トラッキング】

トラッキングサービス(Tracking Service)とは、日本の郵便局でも行っている郵便物の追跡サービス。レシートにあるTracking Numberを使って、USPSのウェブサイト内の「Track & Manage」のページで情報収集できる。現在このサービスは、プライオリティ・メール、プライオリティ・メール・エクスプレス、グローバル・エクスプレス・ギャランティード、プライオリティメール・エクスプレス・インターナショナル、プライオリティメール・インターナショナル等を対象に行われている。宛名を記すラベルや郵便局のレシートに記載されたトラッキングナンバーを、ウェブサイト上の「Enter Label / Receipt Number」に入力する。配達状況をeメールで知らせてくれるサービスもある。

【コンファメーション】

コンファメーションサービス(Confirmation Service)とは、荷物が確実に送り先へ届いているか否かを確認できるサービス。これは荷物が紛失したり、誤配送を防ぐ上で有効なサービスだ。「Delivery Confirmation」と「Signature Confirmation」があり、前者は荷物が送り先に届いた日付や時間を確認。配達証明郵便(Certified Mail)や書留(Registerd Mail)の確認もできる。後者はそれに加えて受取人のサインを確認できる。料金は下記参照。

オンラインでの確認は、郵便局で受け取るレシートに記されたナンバーを入力すればよい。配達状況をeメールで知らせてくれるサービスもある。ファーストクラスメール、プライオリティメール、小包に利用できる。

【PO Boxes (私書箱)】

ほとんどの郵便局に私書箱(PO Box)のサービスがあり、休日も含めて24時間郵便物の受取ができる場所もある。私書箱のサイズは5種類で料金は郵便局の場所、私書箱のサイズと支払い方法によって異なる。USPSウェブサイトから私書箱の検索、予約、支払いができる。一部の郵便局ではPREMIUM PO BOX サービスがあり、私書箱番号だけでなく住所が使えるため私書箱への発送をしない郵便物でも受取ることができる。また郵便物が私書箱に入らない大きさの場合は預かりサービスもある。

郵便特別サービス(郵便局のみで受け付けるサービス有り)

  • 郵送証明書(Certificate of Mailing)
    いつ郵便局が荷物の発送を受け付けたかを証明する。ファーストクラスメール、スタンダードメール、書籍小包に適用。
    郵便料金+$1.65
  • 配達証明郵便(Certified Mail)
    郵便物受取のレシート(Mailing Receipt)が得られ、配達されたことが確実に証明できる。ファーストクラスメール、プライオリティメールのみ。
    郵便料金+$3.75
  • 現金引き換え渡し郵便(COD/Collect on Delivery)
    受取人が郵便物を受け取った時点で、代金や郵便料金などを支払うシステム。最高1,000ドルまで破損、紛失に対する保険がかけられる。ファーストクラスメール、プライオリティメール、エクスプレスメール、パッケージサービスに適用。
    手数料:$8.60
  • 郵便保険(Insured Mail)
    最高5000ドルまで、郵便に保険をかけることができる。ファーストクラスメール、プライオリティメール、パーセルポスト、メディアメール、書籍小包に適用。保険料金は送る物の評価額により異なるが、$2.45から、プライオリティメール・エクスプレスには100ドルまで、プライオリティメールには50ドルまでの保険が付いている。
  • 郵便為替(Money Order)
    手数料:0.01〜500ドル…$1.45
    500.01〜1000ドル…$1.95
    インターナショナルマネーオーダー…$12.25
    ※2020年3月に日本との郵便為替のサービスは廃止された。
  • 書留(Registered Mail)
    到着した日付と時間が確認できる。ファーストクラスメール、プライオリティメールに適用。最も確実に郵送するサービス。
    手数料:$13.75〜
  • 受取人指定郵便(Restricted Delivery)
    指定された人にのみ配達される。ファーストクラスメールやプライオリティメールと、配達証明郵便、COD、500ドル以上の保険がかけられた郵便、書留等を含む特別サービスと組み合わせて購入。
    郵便料金+$5.85〜
  • 受取証明書(Return Receipt)
    受取人のサインと配達日の証明書がもらえる。エクスプレスメールに適用。郵送で証明書を受け取る場合、受取人のサインが入った緑のカードが送られてくる。eメールで受け取る場合はサインが入ったpdfファイルが送られる。
    郵送で受け取る:$3.05
    eメールで受け取る:$1.85
    国際郵便では、保険を追加購入したプライオリティメール国際小包とファーストクラス書留に付加できる。
    郵便料金+$4.75
  • スペシャルハンドリング(Special Handling Fragile)
    壊損しやすい物などを送る際に、特別な取り扱いをするサービス。ファーストクラスメール、プライオリティーメール、パーセルセレクト、メディアメール、書籍小包等に適応。破損や紛失に対応する保険は含まれていない。
    郵便料金+$2.15

(料金は2022年2月現在のもの)

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